染めた石はパワーストーンといえるか 染めた石をパワーストーンとして扱う事については人によって評価が分かれると思います。その人の価値観によって意見が分かれます。
染めた石の評価は価値観で変わる
人工的に色を付けた物は邪道であるとして認めない人はいると思います。
その一方で、色を付けることにより素材にはない新たな効果が加わるのでよいという人もいます。
ヒーリングの分野では青色には心を穏やかにする効果があることから、青メノウが染色されたものだと分かった上で癒しの石として用いることがあります。
昔からメノウには悪霊を寄せ付けないという効果があると信じられていました。更に、青く染めたメノウを用いることでお守りとしての効果のほかに癒しの効果をプラスするといった事も行われています。
色が大切なのか、自然の姿が大切なのかによって同じ石でも評価が分かれてしまうのです。
着色加工されたレッドアゲートにはアゲート本来の力と着色によって得た力の両方が備わる。という人もいます。
赤は情熱、行動力の色。昔から魔よけの意味も込められていました。神社の鳥居が赤いのは赤には魔よけの力があると信じられていたからです。
そもそも人工的に着色された石はパワーストーンとして認めないというのなら、アクアオーラやコスモオーラはパワーストーンじゃない事になります。
水晶(二酸化ケイ素の結晶)に金で着色したものにはパワーがあるがメノウにコバルト(青メノウ)や鉄(赤メノウ)で着色したものにはパワーがない。というのは無理があります。
金やチタンならよくて鉄やコバルトならいけないのかという問題になってきます。
確かに貴金属は希少性が高く見た目も美しいので人気があります。でも金属としての人気とパワーストーンとしての効果は別物です。
ヒーラーの中にはミネラルとしての鉄には意欲の向上をもたらす働きがあると主張する人もいます。結局は個人の価値観の問題になってしまうのです。
僕はどちらかというとパワーストーンの効果の源はその色や模様にあると思っています。色は人間の精神状態に影響を与えます。また色はそれぞれ固有の波長を持っています。その波長が人間に対して何らかの影響を与えるのではないかと研究している人たちもいます。
でも、だからといってスピリチュアルなものを否定しているわけではありません。僕は霊感が弱くて石のパワーを直接感じることができないので、とりあえず頭で理解できるものはないかと考えていたら色や波長に行き着いただけです。
というわけなので、人工的に着色したものでも天然物でも色が同じなら効果はあまり変わらないのではないかと思っています。
まあ、あまりにもどぎつい色だと印象がよくないということもあるので着色もほどほどにと思うこともあります。
でも、着色しているのに着色してない天然の色だと言って売るのはよくありません。
色を付けただけなのに別の石だとして売るのも問題です。
たとえばメノウを黒く染めてオニキスとして売ったりする業者もいます。
(オニキス=黒というのも、もともとの意味とは違いますが・・・)
こういう行為が行われるのでよけいに染めた石は偽者という印象が強くなってしまうのです。残念なことです。
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