水晶の出来かた

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目に見える形で水晶の結晶がたくさん生えている水晶クラスター。
 
その水晶クラスターはどのようにしてできるのでしょうか。
 
今回はその出来かたについてお話します。
 
難しい話が続ききますが、我慢してくださいね。
 
 
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理科の実験を思い出してください

 
ところで、みなさんは食塩の結晶って覚えていますか?
小・中学校のときに理科の実験で作った人もいるかもしれません。
 
熱い水に食塩を溶けるだけ溶かし込んでゆっくり冷やすと、 水の中から食塩の結晶が出てくるというやつでしたね。
 
食塩と水晶クラスターとどんな関係があるんだ?と、思うかもしれませんね。
 
 
実は、水晶の出来かたは食塩の結晶の出来かたに似ています。
 
 
 

水晶は水に溶けていた?

 
どこが似ているかというと。
 
液体に何かが溶けていて、液体が冷えると徐々に鉱物が液体から出てきて集まって結晶になる。
 
という点です。
 
これを読んだ方は 「もしかして、水晶って水に溶けてたの?」 と思うかもしれません。 でも、同時に 「水晶が水に溶けるなんてそんなわけあるはずない」 と、思うでしょう。
 
でも、水晶は水に溶けるんです。
 
と、いっても普通の水には溶けません。
 
地下深く、マグマの熱で温められた高温高圧の水(熱水)に 水晶の元になる二酸化珪素がちょっとだけ溶けているんです。
 
その熱水が地下の空洞に集まります。
 
空洞が冷えると、熱水の温度も下がり 溶けていた二酸化珪素が溶けていられなくなって出てきます。
 
水から出てきた二酸化珪素が集まって目に見える大きさに成長します。
 
早く冷えると小さな結晶。
ゆっくり時間をかけて冷えると大きな結晶になります。
 
石好きな方なら こういう空洞にびっしり水晶や石英が張り付いたものを見たことがあるでしょう。
 
ペアメノウ
 
これは小さな空洞で、短い時間で結晶が出来たときにこうなります。
 
ペアメノウ、トレジャーメノウという名前で売られているものです。
 
もう少し大きくなると水晶ドームになります。
 
さらに大きな空洞でゆっくり成長すると、
こういうクラスターになります。
 
こんな水晶がびっしり空洞の内側に張り付いているんですね。
その地下の空洞の内面に張り付いた水晶のかたまりを掘り起こして売られているのが こういったクラスターなんです。
不思議な感じがしますね。  
 
ところで、
 
最近は結晶の出来る様子を自宅で観察できる実験セットが売ってるようです。
 
こういうやつですね。

マジッククリスタル(10日で育つ不思議なクリスタル)

というものらしいですが。
 
今回説明した水晶の出来るしくみが体験できる実験セットです。
でも、これは「水晶」ではありません。
 
クリスタル=結晶という意味ですね。
 
リン酸アンモニウムという、水に溶ける物質です。
肥料とかにも入ってる成分なので毒ではないです。
でも飲み込んだらお腹を壊すと思います。
塩や氷の結晶みたいにもろいです。
植木鉢に入れておいたら植物がよく育つと思います。
結晶は溶けてなくなりますが。
 
みなさんパッケージどおりの結晶を作るのに苦労しているみたいですね。
 
うまく作るコツをお教えしましょう。
 
なるべく温度の高いお湯に、もうこれ以上は溶けないという限界までクリスタルパウダーを溶かしておくことが重要です。
溶けにくいからといって水を増やしたら、きれいな結晶が出来にくくなります。
どうしても溶けにくいときは頑張ってかき混ぜるか、お湯の温度を高くしてください。

完全に溶かす必要はないです。少しくらい残っていても結晶は出ます。
溶け残った結晶は「結晶の種」になるので問題ないです。
 
クリスタルパウダーを溶かした後で、クリスタルの種を入れること。
 
種をいれたら、刺激を与えない。
解けた水に刺激をあたえると、その刺激がもとになって急に結晶が出来てしまいます。
大きな結晶を作ろうと思えば、ゆっくり刺激を与えずに成長させることです。
 
以上、たかふみでした。
 
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