金属光沢のような虹の様な不思議な輝きをもつラブラドライト。
見る角度によって青や緑、虹色の光をって、石の表情が変わります。
その輝きのことを「ラブラドレッセンス」とか「ラブラドル効果」といいます。
光の効果の名前もラブラドライトという石の名前から付けられたんですね。
では、ラブラドレッセンスとは具体的にどんな効果のことを呼んでいるのかわかりますか?
他にも似たような効果はありますが、どう違うのでしょうか。
ラブラドレッセンスとはこんな効果
ラブラドレッセンス(Labrad-rescence)つまり、「ラブラドルの光」と名づけられた効果とは、どんな効果なのでしょうか。
ラブラドレッセンスとは次のような特徴のある現象のことです。
(1) 光の反射によって起こります。
(2) 青や緑、時には虹色の光を反射します。
(3) 金属光沢のような輝きがあります。
(4) 見る角度によって、光の反射の仕方が変わるので見え方もかわります。
(5) 反射した光が一点に集中することはありません。ぼやーっとした光りかたをします
(6) 石そのものに青や緑の色が付いてるわけではありません。
だいたい、以上のような効果のある輝きかたをラブラドレッセンスと呼んでいます。
他の効果との見分けかたは?
ラブラドレッセンスは石自身が光を出してるわけではありません。光が当たったときだけ輝きが出ます。もちろん当たる光が強いほうが反射する光も多くなるのでよりきれいに見えます。
似たような効果にシラー効果があります。科学的には似たような原理で光ってます。シラー効果は部分的に青く見える事はありますが全体的に白っぽくて、金属光沢の様なギラギラした感じが弱いです。(2)や(3)の効果がほとんどないので区別されます。
(5)のように反射した光が集中して一箇所だけ輝くようなことはありませんので、キャッツアイ効果とは別の現象です。
(6)に書いたように石や中に含まれている不純物に青や緑の色は着いてません。透明か灰色の事が多いです。石そのものは濁っているので黒っぽく見えますが。インクルージョンされたものの色が見えているから青や緑に輝いているわけではありませんから、アベンチュリン効果とも区別されます。
では、次回は
なぜこのような現象が起きるのか考えて見ましょう。
以上、たかふみでした。
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