水晶の産地というとブラジルやアーカンソー、ヒマラヤが有名ですね。
今回はアメリカ合衆国アーカンソー州産(arlansas)の水晶 を紹介したいと思います。アーカンソー産の魅力はなんといっても透明感です。
一口に水晶といっても産地によって見た目や形は少しずつ違います。水晶が成長した環境によって個性が変わってしまうのですね。
育った環境によって左右されるのは人間も石も同じと考えると、なんだか親近感が沸いてきます。
透明感が魅力のアーカンソー水晶
アーカンソー水晶の魅力はなんといってもその透明感にあるといえるでしょう。
バランスの取れた六角柱の形は、いわゆる水晶といわれて思い浮かぶイメージにぴったりなのではないでしょうか。
不純物が少なくて世界一美しい水晶といわれることもあります。結晶の形はさまざまですが、柱面がよく育った長い結晶が多いようです。結晶の太さについてはヒマラヤ(とくにインド側)やブラジル産ほど太くはなく、中国産(四川省)ほどには細くない。中間サイズのものが多いようです。エッジの立っている先端のシャープな結晶が多いですね。
表面にライモナイト(リモナイト)が付着したものは黄色い外観をしています。結晶全体がライモナイトで覆われたものはゴールデンヒーラーと呼ばれます。
強いパワーがあるとしてヒーラーの間でも人気です。浄化用のクラスターとしてもぴったりだという人もいます。
これが綺麗な石であることは分かります。
他の産地の水晶も持っていますが、やはりアーカンソー産は透明度が高いですね。
全てのアーカンソー産が透明度が高いわけではありません。透明度の低いものは加工されてオーラ水晶や、照射されて黒水晶(焼黒水晶)として売られているものもあります。
パワーはすごい?
アーカンソーは地球の磁心に位置するので、アーカンソー産水晶はすごいパワーがあるといわれることがあります。地球の磁心がなんなのか僕にはわかりません。意味不明です。
ちなみに地球の北側の磁極(北地極)、つまり方位磁石のN極が向いてる方向は北極圏に近いカナダにあります。地球の磁心は磁極とは違うようです。
アーカンソー産のパワーが強いと言われる理由は、おそらくアーカンソー州のマウントアイダが大昔はインディアン(ネイティブアメリカン=インディアンではないし、インディアンは差別用語ではありません)の聖地だったから。セドナと似たような何らかのエネルギーが出ている場所といわれこともあります。
ちなみにセドナがあるのはアリゾナ州。アリゾナとアーカンソーは1000km以上離れています。セドナとアーカンソーは直接は関係ありませんが、大昔はインディアンの聖地だったという意味では共通点があるのかもしれません。
将来は採れなくなる?
最近はアーカンソー産の水晶の値段が上がっているように思います。同じ大きさならブラジル産やヒマラヤ産よりも高価です。良質な石が少なくなってきているのはまちがいありません。既に鉱山が閉鎖されたという噂も聞きます。今後アーカンソー産はますます手に入りにくくなるでしょう。
やはりよいと思った石は、手に入るときに手に入れないと後悔しそうです。
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