今回は「フルオライト」を紹介します。
「フローライト」ともいいますね。
光る石
和名は「蛍石」。 個人的には「蛍石」の呼び方がこの石の特徴をよくあらわしていると思います。
この石は加熱すると発光します。そのことが和名の語源になったんですね。 また紫外線を当てると蛍光を出すものもあります。
パワーストーンとして売られているものはこのタイプの物が多いかもしれません。
フッ素の原料
蛍石は化学的にはフッ化カルシウムという物質で出来ています。
この石からフッ素を取り出してさまざまな製品に使います。身近なところではテフロンコーティングのフライパンでしょうか。テフロンはフッ素を含む樹脂で薬品や熱に強いんですね。化学の実験器具でもテフロン製の物は酸やアルカリに強いので重宝しました。その分、高価でしたけど。
工業製品の材料として使われている蛍石ですが、一方ではパワーストーンとしても扱われているなんてちょっと不思議な感じがします。
ソドンヨの夜明珠は宝物
中国では光る蛍石の事を夜明珠と呼んで、宝物として扱ったそうです。
そういえば韓国ドラマの「ソドンヨ」で百済の王子が持つ宝石が「五色夜明珠」という青色に光る石でした。 王子が持っていたのは蛍石だったのでしょうか?青い蛍石はあまりないみたいなので確かに王族だけが持つ石としても説得力はあるかもしれません。
でもまあ「五色夜明珠」は架空の石だとは思います。
蛍石はいろんな色のバリエーションがありますが、僕の持っている蛍石は緑色のものだけです。 緑色の石はよくありますが、こういう明るくて澄んだ色の緑色の石はあまりないと思います。 透明感のある涼しげな緑が気に入ってます。
以上、たかふみでした。
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