水晶の呼び方

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水晶の事を「クリスタル」と呼ぶ人が多いですね。

でも「クリスタル(crystal)」とは「結晶」という意味です。

水晶だけを表す言葉ではありません。

僕は化学系の人間なので化合物の結晶の事をcrystalと書いてる文献をよく目にしました。だから水晶の事をクリスタルというのは違和感があります。

 

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英語で水晶の呼び方は?

 

「クオーツ(quartz)」という言葉もありますね。 時計なんかによく「QUARTZ」って書いてあるでしょう。クオーツ時計のクオーツです。クオーツとは「石英」の事ですが「水晶」も意味します。英語では石英と水晶を区別してないんですよ。だから時計の表示はクオーツ(QUARTZ)。

水晶の事を表現する単語が英語にはないので、特に区別したいときは「ロック・クリスタル(rock crystal)」と呼ぶのが一般的です。 この場合のcrystalは氷(あるいは水の結晶)という意味があるようです。

パワーストーンの本なんかを見ると鉱物の結晶であるという意味でパワーストーン全般をクリスタルと読んでいるものもあります。そういう用法もありでしょうね。 本によっては水晶の事を「クリア・クオーツ(clear quartz)」や「クリスタル・クオーツ(crystal quartz)」と書いている事もあります。意味としては間違ってません。

でも、個人的には水晶と言ったほうが分かりやすくて間違いないと思うんですがいかがでしょう。 パワーストーンの世界ではカタカナを使うのが流行っているというか一般的なので、多くの本ではカタカナ名で探さないと出てきません。

でも、実際にお店で買うときには「水晶ください」で十分通じます。というよりわざわざ「ロッククリスタルください」なんていう人はあまりいないんじゃないでしょうか。

 

昔の日本ではどう呼んでいた?

あと、過去のブログで水晶の事を「水精」と書きましたが。他には「玻璃(はり)」と呼ばれることもあったようです。瑠璃(るり)と並んで貴重な鉱物の代表だった玻璃ですね。もともとは仏教用語です。でも大昔ははっきりと水晶を区別していたわけではなくて透明な鉱物なら玻璃と呼んでいたみたいです。結晶化していない石英の塊(モルダバイト)も玻璃と呼ばれていました。ガラスも昔は貴重品だったので玻璃と呼んでいた事もあります。

分析装置のなかった時代は、水晶もガラスもなかなか区別は付かなかったでしょう。
透明であること自体が価値のある時代もありました。

水晶も含めたさまざまなものがいろんな呼び方で呼ばれていたんでしょうね。

言葉って奥が深いです。

 

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