透明感のある紫色が人気の紫水晶。
パワーストーンの世界では「アメシスト」と呼ぶのが一般的ですね。
色の付いた水晶はいくつかありますが、唯一「宝石」として認められているのがアメシスト。
もちろん、パワーストーンの世界でも人気です。
古くからあるけどやっぱり、気になるアメシスト。
アメシストってどんな石なのでしょう。
アメシスト( amethyst )
和名: 紫水晶
化学組成:SiO2
比重 :2.65
モース硬度:7
壁開 :なし
割口 :貝殻状
結晶形 :六方晶系
光沢 :ガラス光沢
アメシスト はどんな石?
水晶の仲間ですが、色が紫色になっているものがアメシストです。
2月の誕生石になっています。
色の薄いものをラベンダーアメシストの名前をつけて売られていることもあります。日本では淡い色合いのアメシストが人気があります。
紫は昔から高貴な色でした。自然界には紫色の石というのは少なかったので貴重な石として人気がありました。
色が濃いもの、透明度が高いものほど、価値が高いとされています。
アメシストはなぜ紫色?
水晶に分子レベルで鉄イオンが混ざることにより色が付きます。二酸化珪素の分子が規則正しく並んで結晶になっているのが水晶ですが、一部の二酸化ケイ素分子が、鉄イオンに置き換わるとその周辺は、一部の光を吸収するようになります。黄色系の光を吸収することで、人間の目に届くのは紫色の光となります。
ただし、鉄イオンが混ざっているだけではきれいな紫色にはなりません。加熱によって、色味が変わります。加熱しすぎるとオレンジ色に変わってしまいます。かつては、トパーズとして売られることもありましたが、現在ではシトリンとして売られていることもあります。
でも長時間、紫外線が当たると色が消えてしまいます。アメシストはなるべく日光に当てないようにしましょう。
名前の由来
ギリシア神話の少女アメシスト(amethystos)に由来します。
amethystosという言葉には酒に酔わないという意味があるので、昔のローマの人々はアメシストと酔わないお守りとしたといわれています。
英語でamethystと書きます。アメシストと呼ぶのが元の発音に近いです。宝石鑑別の世界ではアメシストと書くことになっているようです。
ブラジルではアメジストと発音するようです。ですあからブラジルからの輸入が多いパワーストーン業界ではアメジストとよぶことが多いです。
でも、どちらも間違いではありません。英語の発音そのままに発音できる人はあまりいないと思いますし、どちらでもいいと思います。
アメシストの象徴する意味
紫は、高貴さ、霊的なものを象徴する色です。情熱と冷静さの両面を併せ持ちます。
精神的に落ち着かせ癒す効果が期待されます。
癒し効果を期待するのであれば、薄い紫色のもののほうが効果的です。
古代には霊的な面を高めると信じられていたので、宗教儀式に用いられることもありました。
現代でも第六感を高めたい人や、スピリチュアルな活動を行う人には人気があります。
東洋では アメシスト ドームは財運をもたらすと信じられていました。現在でも玄関や家、オフィスに置くと財運がよくなると信じられています。
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