もとから水晶の代用品(悪く言えば偽者)とするために作られた錬り水晶はともかく、
手間をかけて合成水晶(工業用人工水晶)を作るのはなぜでしょう。
なぜ合成水晶は作られたのか
時計やさまざまな電子機器に使われている水晶振動子という物があります。 合成水晶はその水晶振動子を構成する重要な部品として使われています。
水晶は電圧をかけると固有の周波数で振動します。この効果を利用して時間を計る装置を作るのです。クオーツ時計やパソコンの時計も人工水晶によって時間を刻む事ができようになりました。
電子部品に使われる水晶は混ざり物があってはなりません。純度の高いものが必要です。
天然の水晶は、ひびがはいっていたり気泡がはいっていたり他の物質が混ざっていたりして、完全に透明で高い純度のものはなかなかありません。
つまり、透明度や純度では天然水晶より合成水晶の方が勝っている場合が多いのです。
逆に天然水晶は他の物質を含んでいるがゆえにさまざまな個性を見せるといってよいでしょう。
時計や電子機器に使うための高純度の水晶は大量に必要ということで合成水晶は多く作られています。 実は日本は世界一の水晶振動子大国でもあります。誰でも持っているデジタル腕時計が安く買えるのも大量に作られている水晶振動子のおかげというわけです。水晶が使われているのは時計だけではありません。
コンピューター、無線機、テレビ、計測機器等、さまざまなところで水晶振動子が使われています。
今あなたが見ているパソコンの中にも合成水晶は入ってます。
今のわれわれの社会では見えないところで大勢の水晶が働いているのです。
もはや私達は水晶がなくては一日も生活できないほどです。
パワーストーンの世界では合成水晶は偽者扱いされることもありますが、実はものすごく人類に貢献している物なのです。
合成水晶のおかげで現代の我々の生活が成り立っているといえます。
では肝心のパワーストーンとしての効果はどうなのでしょう。
それはこちらをご覧下さい。
参考記事:合成水晶はパワーストーンとして使える?
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