サンストーンは元気を感じる石

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サンストーン(sunstone)

和名で「日長石」といいます。

柔らかい光のムーンストーンとは対照的にギラギラした光を放つサンストーンは活動的な印象を受けますね。

実は、サンストーンという名前の鉱物があるわけじゃないんです。

もちろん、鉱物辞典にもサンストーンは載っています。
でも、ある特徴をもった長石類の石をまとめてサンストーンと読んでます。

サンストーンとは「宝石名」であって、正確には「鉱物名」じゃないんです。

宝石名とは、主に外観で区別する呼び方で、成分がはっきりと決まっていないときがあります。

逆に、鉱物名とは成分で決める名前です。外観が違っていても成分が同じなら鉱物名は同じです。

石の愛好家のなかにも鉱物名と宝石名を混同している人がいますので注意しましょうね。

じゃあ、サンストーンと呼ばれる石にはどんなものがあるのでしょうか。

サンストーンと呼んでいいのはこんな石

もちろん無制限に似たものなら何でもサンストーンと呼んでいいわけではありません。

ゆるやかですが、決まりがあります。

サンストーンの別名は アベンチュリン・フェルドスパー といいます。
こちらの方がサンストーンの正体をよく表しています。

それは。

長石類の中でアベンチュリン効果(ラメが入ったように輝く事)のある、赤っぽい石の事です。

アベンチュリン効果

フェルドスパー(feldspar)とは長石の英語名です。

最低限のルールとして長石という石のグループじゃないとだめという事です。

長石はたくさんのグループがありますが、特に

オリゴクレース(oligoclase、灰曹長石) 主な産地:インド

ラブラドライト(labradorite、曹灰長石) 主な産地:アメリカ

アルバイト(albite、曹長石) 主な産地:ブラジル

オーソクレース(orthoclase、正長石) 主な産地:アメリカ

が、もとになっています。

ベースになった石だけでなく中に入る成分(インクルージョン)によっても輝きが違ってきます。

主なインクルージョンには

・レピドクロサイト(lepidochrocite、酸化鉄) 

・自然銅(copper)

があります。
どちらも赤い色の物質です。これがサンストーンが赤い理由です。

ベースとなる長石とインクルージョンの組合わせの違いで、サンストーンと言ってもさまざまな個性が出てきます。

個性の違うサンストーン 

一般によく知られているのはオリゴクレースにレイドクロサイトが入ったものです。
主な産地はインドです。 

サンストーン

半透明な石にうろこの様なインクルージョンがあります。
もっと高価なものになると、インクルージョンがウロコ雲の様に広がってキラキラと輝くものもあります。

最近はアメリカ産のものよくみかけます。

イ ンド産よりも新しく見つかったアメリカ産の物はラブラドライトに自然銅のインクルージョンが入ったものです。こちらの方が透明度が高いことが多いですね。 やや灰色がかったラブラドライトにはっきりとしたインクルージョンが見える物が多いです。インド産よりも透明度が高いので、ギラギラ感はアメリカ産の方が 強いです。

石そのものは長石の一種なんですけど、インクルージョンの成分が違ってても同じ名前で呼ばれているなんて面白いです。 このへんの奥の深さというかいい加減さというかおおらかさは、パワーストーンの世界ではよくあることですけどね。

人によってはインクルージョンしている成分の違いによって、石の持っているパワーも違ってくるという人もいます。

個人的には半透明なサンストーンが好きですね。キラキラ光るインクルージョンも見ていて楽しいです。 パワーストーン的には活力を意味する石らしいですが、確かにそんな雰囲気もあります。

そっくりさん

長石以外のものに赤い成分が入ったものにはサンストーンに似てるものがあります。長石じゃないのでサンストーンとはいえません。

石英にレピドクロサイトが入ったもの。サンストーンと同じ物がインクルージョンしてるので似てるのもうなづけます。アベンチュリンクオーツとも言います。

アイオライトにやはりレピドクロサイトが入ったものも赤く見える事があります。ブラッドショットアイオライトとも言います。

以上、たかふみでした。

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