天然物には正と負の両面がある

ニューエイジ パワーストーンの効果

天然石は効果があるが人造石は効果がないという人がいます。

スピリチュアルな面からパワーストーンを広めている人たちは天然物だけがパワーを持ち、人間が加工した物、人間が作ったものにはパワーがないと言っています。

はてしてそれは本当なのでしょうか?

仮に本当だとしても、いいことばかりなのでしょうか?

 

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パワーストーンの力はどこから来たの?

ここで言う人造石とは外観だけを真似た偽者の事とは違います。
成分、構造は天然石と同じだけれども人間の手で作られた石の事を意味します。

科学的には成分、構造がまったく同じであれば自然界で作られたものでも、人間が作った物でも同じ性質を示すはずです。

例えば天然水晶も合成水晶も同じモース硬度7を示しますし、電気を加えると振動する性質があるのも同じです。

   参考記事:実は凄い合成水晶

という事は天然のパワーストーンの持つ力というのは、石が持つ本来の性質ではないという事です。

スピリチュアルな人達はほぼ間違いなく、こう言います。
「天然石には人造石にはないパワーがある」と。

彼らの言うパワーストーンの持つ力はどこから来たのでしょうか?

石が最初から持つ能力でないとすれば、石が他から影響を受けて蓄積されていくものとしか考えられません。

もしそうだとしたら、天然石のパワーは使ってしまえばなくなってしまうのはないでしょうか。

更に再びパワーを蓄えるためには自然界に置いて何万年という歳月がかかるはずです。そう簡単にはなくならないものだとしても、徐々に弱くなっていくかもしれません。しかも力を失った石を復活させるのは容易な事ではありません。

だからでしょうか「石が役目を終えたので土に帰す」事を奨励している人もいます。

自然=体にいい は現代人の妄想

もし、自然界から受けたものが石の力の源だとしたら、場所によって力の性質が違うということもありえます。

じゃあ、自然界から受ける力は人間にとっていいことばかりなのでしょうか?

そんなはずはありません。人間の都合に合わせて自然が出来ているわけではないからです。

なにもかも自然のものがいいというのは都会という作られた世界で生きている人間の幻想です。自然は生き物を育ててくれると共に、容赦のない仕打ちをしてくることがあります。

たびたび起こる自然災害をみれば明らかです。

ハリケーン

 

災害とまではいかなくても、場所によっては人間に悪い影響を与える力が働く事だってあるはずです。同じ水晶でも場所によっては人間に悪い影響を与えるパワーを持ったものがあっても不思議ではないはずです。

事実、ジオパシックストレスといって、悪い波動の出ている場所で暮らしていると病気になりやすいという例が報告されています。

でも、パワーストーンの世界では悪い影響のある石があるとは聞いた事がありません。単に市場に出回っていないだけでしょうか。売れないから知られないようにしているのでしょうか。

 

人々や土地の影響を受けている天然石

では、スピリチュアルな人たちの言う事を信じて
自然から受ける力が石に宿っているとしましょう。

だととしたら。どのような影響が考えられるのでしょうか。

土地やそこで暮らす人々のさまざまな影響を長い年月受け続けている天然石は、物によっては癖のある石になっている可能性もあります。

極端な例をあげると、悲劇的な事件が起きた場所から採れる石には人々の怨念が宿っているかもしれません。 そこまで極端ではなくても、人や土地の影響を受けている石は場合によっては相性が悪いものとなるかもしれません。

Aという産地の物が、Bさんには効くけど、Cさんには効果がないという事も考えられます。また、Aという産地のものは効果があるが、Dという産地の石はかえって悪い影響が出てしまうといった事もありえます。

つまり、本に書いてあるような「○○の石なら△△の効果」とは単純には言い切れなくなってくる可能性があるのです。

文明の中で育った人間は、天然のもの自然のものというと無条件に体にいいと思ってしまいがちです。人工的に合成されたものが悪くて自然の中でできたものが良い。と思いがちです。

でも自然界はそんなに甘いものではありません。自然界にも有毒なものはいくらでもあります。自然界に生きるものの中には有毒なものを作り出して身を守っているものもありますし、人間にとって有害な成分が発生し、そこに行った人が亡くなるという事故も起きています。

人の造ったものが全て悪いものであるならば人間がこれほど栄えているはずがありません。

ニューエイジ

今のパワーストーンブームは、文明社会を批判し自然崇拝的な思想を持つ「ニューエイジ思想」を出発点としています。そのため、天然の石は良くて人工のものには力がないという、ステレオタイプな考えが支配的です。

もちろん、ニューエイジ思想にもいい面はあります。行き過ぎた科学の乱用に歯止めをかけ、自然に対して謙虚にならなければならない事を思い起こさせてくれます。

要するにバランスの問題なのです。どちらかに偏ってもだめだと思います。

だから自然だからといって無条件に受け入れるのは危険があるかもしれないといえるのです。

石に自然界から受けたパワーがあるとするならば、良い部分だけではなく負の側面も認めなくてはならないと思のです。

以上、たかふみでした。

 

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