水晶の仲間にエレスチャルクォーツ(elestial quartz)というものがあります。鉱物的には骸晶(skelton quartz)のことです。パワーストーンの世界ではスケルトンというのが嫌ならしくて別の言葉で呼んでいます。
でもエレスチャルという言葉が何を意味するのか説明した文章は読んだことがありません。エレスチャル水晶がどのような水晶なのか解説した記事は良く見ます。でもエレスチャルという言葉の意味はあまり知られていないようです。少なくとも日本語で書いたものはみたことがありません。そこで英語圏の記事を探してエレスチャルの意味を調べました。するとエレスチャルクォーツは「天使の石」かそれに近い意味があることがわかりました。
なぜエレスチャルという言葉が生まれたのか紹介します。
エレスチャル(elestial)とはどんな意味なのか知ってましたか?
エレスチャルのつづりは「elestial」。この単語は英和辞典で調べてもでてきません。それもそのはず。造語だからです。
elestial(エレスチャル)は、かなりスピリチュアルな言葉です。ニューエイジ思想のもとに作られました。だからelestialという言葉は精神世界の記事かパワーストーン関係にしか出てきません。
でも「elestial」のもとになった単語はあります。
「celestial」です。読み方は「セレスチャル」。
英語の「celestial」にはこんな意味があります。
天の、空の、天体の、天国の、この上なく美しい、神々しい
なんだかニューエイジな雰囲気がしてきましたね。
「celestial」の先頭の「c」を外して新しく作ったのが「elestial」。「c」をとると「el」が単語の最初に来ます。「el」という単語には「地平線より上」「神」「神に近い存在」「天使の意味」があるようです。
天使に◯◯エル(◯◯el)という名前が多いのはそのせいだといわれています。
神に近い存在を意味する「el」が単語の最初に来ることで、もともと「celestial」がもっていた「天の、空の、天体の、天国の、この上なく美しい、神々しい」という意味をさらに強調する狙いがあるようなんですね。
だから「elestial crystal」はそのものズバリ「天使のクリスタル」という意味なんです。
少なくともアメリカのヒーラーやパワーストーン愛好家は「天使のクリスタル」という意味をもたせてるようです。
エレスチャル水晶を使うと天使とつながることができるとか。精神的に一段上のレベルに行けると信じられています。魂がレベルアップするみたいな意味でハイアーセルフという言い方もしますね。接頭語の「el」が「地平線の上」という意味になるのとひっかけているのでしょう。
これを最初に考えたのが誰なのかまではわかりません。アメリカのヒーラーやパワーストーンの販売に関わってる人の間では結構広まってる話のようです。アメリカでニューエイジ運動をしている人やヒーリングや水晶の販売に関わってる人が考えたのは間違いなさそうです。
パワーストーンの用語にはイシス、レムリアンシード、レコードキーパー、メタモルフォーゼといった極めてニューエイジ色の強い名前があります。エレスチャルはその中でもかなり精神性の高い名前だといえそうですね。
ジャカレー水晶とエレスチャル水晶の違いについてはこちらで解説しています。
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